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50歳で熊本で起業するという事

  • 執筆者の写真: Hiroki Kamachi
    Hiroki Kamachi
  • 6月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月11日

こんにちは!熊本市の営業&業務改善コンサル会社セールスアドバンスの蒲池です。

6/2に会社設立し、この週末に節目の50歳の誕生日を迎えました。

今の率直な気持ちは、新しい未来へのワクワクと不安とが混在している感じです。


そもそも全く起業には興味なかった


私はリクルートや楽天といった独立志向の方が多く在籍する企業にいたので、

かつての同僚が起業しているケースが多くあります。

そうした環境にいると自らも起業を志しても不思議ではなかったのですが、

私自身は自分で会社を興すということに興味もなく過ごして来ました。


そんな私が何故50歳を目前に起業を志したのか?

これからの世の中は「大企業とスモール企業との共存」が起きると思っています。

個人事業主を含め、個の力で働く方が増えるのは間違いありません。

特にコロナ禍をきっかけにリモートワークが進み、働き方の多様性が進みました。


故安倍晋三さんが首相時に掲げておられた「2020年テレワーク戦略」において、

私にも官公庁向けのサービス紹介等で登壇の機会があったのですが、その時にも

「いずれリモート職の営業が主流となる時代が来る」と予見していたのですが、

まさにそのような時代が到来しつつあります。


かつて自身が描いていた世界観の実現と、AIを中心としたテクノロジーで

世の中がドラスティックな変化を遂げようとしている2025年は、かつての

インターネットブーム以来のビジネスチャンスだと捉えています。


正直、「どうせ起業するのであれば、せめて40歳頃までにしたかった」との

気持ちはあります。ですが、今やらないと「あの時にやっておけば・・」と更に

後悔するような気がしたのです。

ベストなタイミングではなかったかもしれませんが、時代の変化の波に

後押しされたのが起業を志した1つのきっかけです。


地元に帰りたくても仕事がなくて断念した過去の体験

熊本育ちの私は、大学進学を機に上京し、そのまま東京で働いていたのですが、

やはり生まれ育った熊本に戻りたいという思いは常々ありました。

ただ、幸運にも20代にしてリクルートという大企業でマネジメントに携わったり、

楽天での新規事業に携わるという体験と比較すると、どうしても熊本の企業に

転職するという決断に至らなかったのが事実です。


もしかしたら、それは私自身の傲慢な考え方による一方的な判断で、当時も

調べれば魅力的な会社は存在したのかもしれません。

リモートワークの普及により、人々の仕事に対する価値観も変化しつつある

昨今、私はそうした過去の無念?を晴らす事も含めて熊本で起業することに

しました。


「熊本発で東京の会社に負けない会社を作りたい」

「1度東京に出た人が、熊本に帰って来れるような会社を作りたい」


そんな思いを熊本の地での起業に込めています。


50歳、人生まだまだこれから!

最後に、「人生100年時代」と言われる中、覇気を失くしている同年代へのエールです。

私は決して人様に誇れるような人生を歩んで来た訳ではないですが、それでも1つだけ

良かったと胸を張って誇れる事があります。

それは、「常に新しい事や興味のある事に挑戦し続けて来た」という事です。


自慢は出来ませんが、新卒で入社した携帯キャリアの会社は「沢木耕太郎さんの

深夜特急のようなバックパッカーの旅がしたい」という理由で辞めました。

性懲りもなく、リクルートでのキャリアを捨てて世界一周の旅にも出ました。

楽天時代は突然の社内公用語の英語化により転職する仲間も多い中、取り敢えず

TOEICに挑戦して825点までスコアを伸ばしましたし、40代になってからフルマラソンに

3回チャレンジしました。

沢山の最高の思い出があり、勝手に生きた分、多くの失敗や後悔もあります。


ここ最近、同年代の方と会って感じるのは、新たなチャレンジをせずに守りに入った

人が非常に多いという事です。それで本人が満足であれば良いと思いますが、

往々にして不満を抱きながらも「我慢」や「諦め」 の胸中なのが問題に感じます。


私が多くの時間を過ごして来たサラリーマン社会を例に取ると、確かに分かる

気もします。そこそこの経験とポジションを得て、ある程度の満たされた生活水準は

保てている。リスクを負って新たなチャレンジをするよりも、現状維持の方に気持ちが

傾くのでしょう。昭和から平成にかけての時代であれば正解であったかもしれませんが、

AIの登場も含めた昨今においては、逆に現状維持こそがリスクに感じます。


その事を十分に理解して危機感をお持ちの40代や50代が多い事も理解しています。

ただ一歩が踏み出せない・・・


幸か不幸か、私は40代からフリーランスとして開業し、今回50歳を迎えるタイミングで

起業しました。今はこれがレアケースですが、今後は間違いなく増えて来ます。

人手不足で人材獲得競争が激化する中でも、大手企業では40代以上のリストラが

顕著になって来ています。


こうした中で、直ぐに何かを変えなくとも、先々に独立という可能性を念頭に入れて

視野を広めて置くことが重要だと思います。

私がこのタイミングで起業する事は、単に自分の中でのチャレンジに過ぎませんが、

これからの私の事業展開や働き方というものが、同世代の方の背中を押す何かの

キッカケになれば嬉しいとの思いで取り込んで行きます。


今回は、起業したタイミングで初めて自分でHPを作成し、その中にブログ機能が

存在した事で、約10年ぶりにブログという形で記事にしてみました。


・営業×リモートという業態へのチャレンジ

・地方発の企業という観点でのチャレンジ

・40代、50代からの独立という観点からのチャレンジ


これらの副次目標を持って、これから事業を進めて行きます。

事業のドメインも変化するかもしれませんが、起業時の私の思いとして残しておきます。

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